認知症施策推進大綱
【概要】認知症施策推進大綱とは?わかりやすく解説
【ひと言で簡単に説明】
認知症施策推進大綱とは、何ですか?
認知症施策推進大綱とは、簡単に言うと「認知症になっても安心な社会を作るための政策目標リスト」です!
「大綱」とは、要点集を小難しく表現したものです。綱引きをイメージしてください。細い紐が集まって太く丈夫になっていますよね。大綱は1つの目的のために、たくさんの項目が集まって構成されています。1つの目的が「認知症の対策」で、そのためにすべきことリストが、このあと出てくる「5つの柱」と「KPI/目標」です。
【重要ポイント3選】
【練習問題】
次のうち,2019 年(令和元年)の認知症施策推進大綱の5つの柱に示されているものとして,適切なものを1つ選びなさい。
第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験 問題 39
- 1:市民後見人の活動推進への体制整備
- 2:普及啓発・本人発信支援
- 3:若年性認知症支援ハンドブックの配布
- 4:認知症初期集中支援チームの設置
- 5:認知症カフェ等を全市町村に普及
- 解答を見る
-
- 1:市民後見人の活動推進への体制整備
- 誤り。
- 2:普及啓発・本人発信支援
- 正しい。
- 3:若年性認知症支援ハンドブックの配布
- 誤り。
- 4:認知症初期集中支援チームの設置
- 誤り。
- 5:認知症カフェ等を全市町村に普及
- 誤り。
【5つの柱】
- 普及啓発・本人発信支援
- 予防
- 医療・ケア・介護サービス・介護者への支援
- 認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援
- 研究開発・産業促進・国際展開
- 1:市民後見人の活動推進への体制整備
【具体例】イメージを掴む
「認知症施策推進大綱」の「5つの柱」から、わかりやすい目標を1つずつピックアップしました!「このようなことを70個以上できれば、認知症になっても安心できそうだな〜。」とイメージしながらご確認ください!
- 「普及啓発・本人発信支援」の「KPI/目標」
- 企業・職域型の認知症サポーター養成数:400万人
- 「予防」の「KPI/目標」
- 認知症予防に関する取組の実践に向けたガイドラインの作成
- 「医療・ケア・介護サービス・介護者への支援 」の「KPI/目標」
- 認知症疾患医療センターの設置数全国で500カ所、二次医療圏ごとに1カ所以上(2020年度末)
- 「認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援」の「KPI/目標」
- 高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合:4%
- 「研究開発・産業促進・国際展開」の「KPI/目標」
- 日本発の認知症の疾患修飾薬候補の治験開始
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【解説】詳しい説明でしっかり理解
認知症施策推進大綱の「基本的な考え方」とは、何ですか?
認知症施策推進大綱の第1章に記載されている、各論に進む前のベースとなる考え方です。
要点を以下にまとめます。
【要点】認知症施策推進大綱「基本的な考え方」
- 認知症はだれもがなりうる病気である。
- 認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指す。
- 認知症の人や家族の視点を重視する。
- 「共生」と「予防」が施策の両輪である。
- 「5つの柱」を設定し、2025年までを対象期間とする。
共生
「共生」とは、認知症の人が、尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また、認知症があってもなくても同じ社会でともに生きる、という意味である。
認知症施策推進大綱 P3
予防
「予防」とは、「認知症にならない」という意味ではなく、「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味である。
認知症施策推進大綱 P3
5つの柱とは?
認知症施策推進大綱の「5つの柱」とは、何ですか?
認知症に関する施策を推進するために、ウエイトを置く5つの領域です。
- 普及啓発・本人発信支援
- 予防
- 医療・ケア・介護サービス・介護者への支援
- 認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援
- 研究開発・産業促進・国際展開
表現が堅いので、少しマイルドに意訳するとこんな感じです↓↓
- 認知症のことをもっとみんなに知ってもらう!
- 認知症になるのを遅らせよう!なっても進行を遅らせよう!
- 医療・介護系の専門職で、認知症ケアが得意な人を増やそう!
- 社会をもっと認知症バリアフリーにしよう!
- 認知症に効く薬を作ろう!
普及啓発・本人発信支援
認知症のことをもっとみんなに知ってもらう!
- 認知症に関する理解促進
- 相談先の周知
- 認知症の人本人からの発信支援
予防
認知症になるのを遅らせよう!なっても進行を遅らせよう!
- 認知症予防に資する可能性のある活動の推進
- 予防に関するエビデンスの収集の推進
- 民間の商品やサービスの評価・認証の仕組みの検討
医療・ケア・介護サービス・介護者への支援
医療・介護系の専門職で、認知症ケアが得意な人を増やそう!
- 早期発見・早期対応、医療体制の整備
- 医療従事者等の認知症対応力向上の促進
- 介護サービス基盤整備・介護人材確保・介護従事者の認知症対応力向上の促進
- 医療・介護の手法の普及・開発
- 認知症の人の介護者の負担軽減の推進
認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援
社会をもっと認知症バリアフリーにしよう!
- 「認知症バリアフリー」の推進
- 若年性認知症の人への支援
- 社会参加支援
研究開発・産業促進・国際展開
認知症に効く薬を作ろう!
- 認知症の予防、診断、治療、ケア等のための研究
- 研究基盤の構築
- 産業促進・国際展開
対象期間
認知症施策推進大綱の対象期間は、いつまでですか?
2025(令和7)年までです。
2025年は、団塊の世代が75歳以上になる年です。
KPI/目標
KPIとは、何ですか?
「Key Performance Indictor」の略で、「重要業績達成指標」と訳されます。
ここでは「数値目標」や「ノルマ」、「合格点」のようなイメージでOKです。
認知症施策推進大綱では「KPI/目標」と表記されていますが、「KPI」=「目標」の意味です。
ビジネス用語です!何かするにも、ふわっとした理想だけ掲げても達成度合いがわかりません。具体的に「できたか」「できなかったか」が一目瞭然となる「基準」がほしいですよね。それがKPIです!最終目標をKGI、中間目標をKPIとすることもありますが、ここでは気にしなくて大丈夫です。
- 【柱①】「普及啓発・本人発信支援」の「KPI/目標」
-
- 企業・職域型の認知症サポーター養成数400万人
- (認知症サポーター養成数1200万人(2020年度))
- 学び(社会教育施設での講座の受講等)を通じた地域社会への参画モデルの提示
- 毎年、継続して表彰された小・中・高校生認知症サポーターの創作作品等を周知
- 医療・介護従事者向けの認知症に関する各種研修における意思決定支援に関するプログラムの導入率100%
- 自治体における、事前に本人の意思表明を確認する取組の実施率50%
- 世界アルツハイマーデー及び月間における普及・啓発イベント等の開催
- 厚生労働省老健局総務課認知症施策推進室のSNSを活用し、普及・啓発にかかる情報を発信
- 広報紙やホームページ等により、認知症に関する相談窓口の周知を行っている市町村100%
- 厚生労働省ホームページに全市町村の認知症に関する相談窓口へのリンクを掲載
- 認知症の相談窓口について、関係者の認知度2割増加、住民の認知度1割増加
- 市町村における「認知症ケアパス」作成率100%
- 各市町村で構築される権利擁護支援の地域ネットワークにおける、法テラスの法的支援制度の円滑利用
- 認知症本人大使(希望宣言大使(仮称))の創設
- 全都道府県においてキャラバン・メイト大使(仮称)の設置
- 毎年、世界アルツハイマーデー及び月間における総合的かつ集中的な普及・啓発イベント等を開催
- 全都道府県においてピアサポーターによる本人支援を実施
- 全市町村において本人の意見を重視した施策の展開
- 企業・職域型の認知症サポーター養成数400万人
- 【柱②】「予防」の「KPI/目標」
-
- 介護予防に通いの場への参加率を8%程度に高める
- 成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度に高める
- 学び(社会教育施設での講座の受講等)を通じた地域社会への参画モデルの提示
- 認知症予防に関する取組の事例集作成
- 認知症予防に関する取組の実践に向けたガイドラインの作成
- 認知症予防に関するエビデンスを整理した活動の手引きの作成
- 介護保険総合データベースやCHASEによりデータを収集・分析し、科学的に自立支援や認知症予防等の効果が裏付けられたサービスを国民に提示
- 認知機能低下の抑制に関する機器・サービスの評価指標・手法の策定
- 【柱③】「医療・ケア・介護サービス・介護者への支援 」の「KPI/目標」
-
- 認知症地域支援推進員の先進的な活動の横展開
- 全認知症地域支援推進員が新任者・現任者研修を受講
- 「患者のための薬局ビジョン」において示す、かかりつけ薬剤師としての役割を発揮できる薬剤師を配置している薬局数70%
- 認知症初期集中支援チームの先進的な活動事例集作成
- 初期集中支援チームにおける訪問実人数全国で年間40,000件
- 医療・介護サービスにつながった者の割合65%
- 認知症疾患医療センターの設置数全国で500カ所、二次医療圏ごとに1カ所以上(2020年度末)
- 市町村における認知症に関する相談窓口の掲載100%
- 市町村における「認知症ケアパス」作成率100%
- 医療従事者に対する認知症対応力向上研修受講者数
- かかりつけ医9万人
- 認知症サポート医1.6万人
- 歯科医師4万人
- 薬剤師6万人
- 一般病院勤務の医療従事者30万人
- 看護師等(病院勤務)5万人
- 看護師等(診療所・訪問看護ステーション・介護事業所等)実態把握を踏まえて検討
- 介護人材確保の目標値(2025年度末に245万人確保)
- 介護従事者に対する認知症対応力向上研修受講者数(2020年度末)
- 認知症介護指導者養成研修2.8千人
- 認知症介護実践リーダー研修5万人
- 認知症介護実践者研修30万人
- 認知症介護基礎研修介護に関わる全ての者が受講
- BPSD予防に関するガイドラインや治療指針の作成・周知
- 認知症対応プログラムの開発
- 患者・入所者の状態に応じた認知症リハビリテーションの開発・体系化
- 認知症リハビリテーションの事例収集及び効果検証
- 医療・介護従事者向けの認知症に関する各種研修における、意思決定支援に関するプログラムの導入率100%
- 仕事と介護を両立しやすい環境整備に取り組む事業主を支援し、介護休業等を取得しやすくすることにより、介護離職の防止を推進
- 認知症カフェを全市町村に普及(2020年度末)
- BPSD予防のための、家族・介護者対象のオンライン教育プログラムの開発、効果検証
- 【柱④】「認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への支援・社会参加支援」の「KPI/目標」
-
- バリアフリー法に基づく基本方針における整備目標の達成(2020年度末)
- 地域公共交通活性化再生法に基づく、地域公共交通網形成計画の策定件数500件
- 全国各地での自動運転移動サービスの実現
- 高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合4%
- 住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録戸数17.5万戸(2020年度末)
- 全市町村で、本人・家族のニーズと認知症サポーターを中心とした支援を繋ぐ仕組み(チームオレンジなど)を整備
- 居住支援協議会に参画する市区町村及び自ら設立する市区町村の合計が全体の80%(2020年度末)
- 市町村の圏域を越えても対応できる見守りネットワークを構築
- 全都道府県でヘルプカード等のツールを活用
- 認知症バリアフリー宣言件数・認証制度応募件数・認証件数(認知症バリアフリー宣言、認証制度の仕組みの検討結果を踏まえて検討)
- 消費者志向経営優良事例表彰の実施状況
- 本人の意見を踏まえた商品・サービスの登録件数(本人の意見を踏まえ開発された商品・サービスの登録制度に関する検討結果を踏まえて設定)
- 地域の実情に応じた食料品アクセス環境の改善(対策を必要とする地域における取組の実施割合)
- 買い物しやすい環境整備(買い物しやすい環境整備に関する検討結果を踏まえ、必要に応じて設定)
- 全預金取扱金融機関(*)の個人預金残高に占める後見制度支援預金又は後見制度支援信託を導入済とする金融機関の個人預金残高の割合50%以上(2021年度末)
- *ネットバンク等の店舗窓口において現金を取り扱っていない金融機関及び業域・職域信用組合に係る個人預金残高は除く。
- 成年後見制度の利用促進について(2021年度末)
- 中核機関を整備した市区町村数全1741市区町村
- (2022年度の市町村数:1,718)
- 中核機関においてパンフレット等による成年後見制度や相談窓口の周知を行っている市区町村数全1741市区町村
- (2022年度の市町村数:1,718)
- 中核機関において後見人候補者を推薦する取組を行っている市区町村数800市区町村
- 中核機関において後見人支援の取組(専門職の雇い上げ等により相談や手続支援を実施)を行っている市区町村数200市区町村
- 協議会等の合議体を設置した市区町村数全1741市区町村
- (2022年度の市町村数:1,718)
- 市町村計画を策定した市区町村数全1741市区町村数
- (2022年度の市町村数:1,718)
- 国研修を受講した中核機関職員や市区町村職員等の数3500人
- 後見人等向けの意思決定支援研修が実施される都道府県の数全47都道府県
- 中核機関を整備した市区町村数全1741市区町村
- 人口5万人以上の全ての市町において、消費者安全確保地域協議会の設置
- 消費者被害に関する注意喚起の継続的な実施
- 認知症の発症に備える民間の認知症保険を販売している保険会社の数
- 認知症の人及びその監督義務者等を被保険者とする民間の損害賠償責任保険を販売している保険会社の数
- 全若年性認知症支援コーディネーターが初任者研修・フォローアップ研修を受講
- 全国若年性認知症支援センターがコーディネーターから受ける相談件数の増加
- 若年性認知症の有病率・実態把握
- 学び(社会教育施設での講座の受講等)を通じた地域社会への参画モデルの提示
- 認知症地域支援推進員の活動状況を全国に横展開
- 【柱⑤】「研究開発・産業促進・国際展開」の「KPI/目標」
-
- 認知症のバイオマーカーの開発・確立(POC取得3件以上)
- 認知機能低下抑制のための技術・サービス・機器等の評価指標の確立
- 日本発の認知症の疾患修飾薬候補の治験開始
- 認知症の予防・治療法開発に資するデータベースの構築と実用化
- 薬剤治験に即刻対応できるコホートを構築
【データ】数値で現状を確認
2012(平成24)年で認知症の人の数は約462万人、軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)の人の数は約400万人と推計され、合わせると65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症の人又はその予備軍とも言われていた。2018(平成30)年には認知症の人の数は500万人を超え、65歳以上高齢者の約7人に1人が認知症と見込まれている。
原文
概要版
全体版
【定義】
「認知症施策推進大綱」については、法律や行政資料で明確に定義づけられた文言はありませんでした。「新オレンジプランをベースとした、2025年までの認知症対策の政策目標リスト」とご理解いただければ十分かと思います!
【Q&A】認知症施策推進大綱に関するよくある疑問・質問まとめ【FAQ】
- 「新オレンジプラン」と「認知症施策推進大綱」の違いは?
-
どちらも認知症を支える社会のために作られたものという点は共通です。
2015年策定の「新オレンジプラン」を、より具体的な目標に落とし込んだものが2019年策定の「認知症施策推進大綱」です。7つの柱が統合される形で「5つの柱」となっています。
「認知症施策推進大綱」作成のための会議議事録を読むと、「新オレンジプランから4年が経過するため、具体的な目標設定(KPI)が必要ではないか」という議論があったことがわかります。
- 対象期限の2025年以降は、どうするの?
-
2022(令和4)年10月31日開催の、『認知症施策推進のための有識者会議(第4回)〜認知症施策推進大綱の進捗状況の確認について〜』の議事録を確認しても、2025年以降のことは記載されていません。
まだ開始3年目の中間年のため、まずは2025年へ向けた目標(KPI)達成に尽力している様子です。この達成度合いや、新たに
- 認知症施策推進大綱の根拠となる法律(根拠法)は何ですか?
-
根拠法は特にありません。
- チームオレンジとは、何ですか?
-
「認知症サポーター」による支援チームです。
市町村の下で、認知症の人やその家族のニーズに合った、具体的な支援につなげる活動を行っています。2021年度末の時点で、全市町村1,718中、220の市町村(約13%)で組織されています。
立ち上げのタイミングで新型コロナウイルスが流行したため、施策としては出遅れた模様です。今後、他の市町村で、チームオレンジの立ち上げが進むことが期待されます。
「認知症サポーター」による支援チームです。
市町村の下で、認知症の人やその家族のニーズに合った、具体的な支援につなげる活動を行っています。2021年度末の時点で、全市町村1,718中、220の市町村(約13%)で組織されています。
立ち上げのタイミングで新型コロナウイルスが流行したため、施策としては出遅れた模様です。今後、他の市町村で、チームオレンジの立ち上げが進むことが期待されます。
- 認知症カフェとは、何ですか?
-
認知症の人やそのご家族が集まり、話し合ったり情報共有をする場です。
「〇〇病・患者家族の会」の認知症版のイメージです。ただし、認知症に対しては「患者」という言葉は避けようという考え方が広く浸透しており、「認知症の人」と表現することが好ましいため「認知症カフェ」という名称が使われています。
公民館や貸し会議室、薬局など医療提供施設の会議室など、さまざまな場所で月1〜2回程度開催されることが多いです。
スターバックスやドトールで開催しているわけではありません!認知症の人が店員さんとしてカフェを運営しているものとも違います。
【認知症カフェ】認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場。地域の実情に応じて認知症地域支援推進員が企画する等様々な実施主体・方法で開催されている。認知症施策推進大綱 P31
- オレンジリボン活動とは、何ですか?
-
オレンジリボンは「子ども虐待防止のシンボルマーク」です。
認知症分野で「オレンジ」がよく使われますが、「オレンジリボン」とは直接の関係はありません。
【関連キーワード】
【参考サイト】
【ドラマ・漫画】
【国試対策】国家試験の過去問解説
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医師国家試験
該当問題探し中
看護師国家試験
該当問題探し中
ケアマネジャー試験
認知症のケアや支援について適切なものはどれか。3つ選べ。
ケアマネジャー試験 第24回 問31 (2021/令和3年度)
- 1:認知症施策推進大綱では、医療従事者等の認知症対応力向上の促進を図ることとしている。
- 2:認知症疾患医療センターは、地域の介護関係者等への研修は行わない。
- 3:認知症ケアパスとは、認知症の人の状態に応じた適切な医療や介護サービスの提供の流れを示すものである。
- 4:認知症初期集中支援チームは、警察と介護従事者や地域の関係団体が協力して認知症の人を捜索する仕組みである。
- 5:認知症地域支援推進員は、認知症の人やその家族を支援する相談支援や支援体制を構築するための取組を行う。
- 解答を見る
-
- 1:認知症施策推進大綱では、医療従事者等の認知症対応力向上の促進を図ることとしている。
- 正しい。
- 2:認知症疾患医療センターは、地域の介護関係者等への研修は行わない。
- 誤り。
- 3:認知症ケアパスとは、認知症の人の状態に応じた適切な医療や介護サービスの提供の流れを示すものである。
- 正しい。
- 4:認知症初期集中支援チームは、警察と介護従事者や地域の関係団体が協力して認知症の人を捜索する仕組みである。
- 誤り。
- 5:認知症地域支援推進員は、認知症の人やその家族を支援する相談支援や支援体制を構築するための取組を行う。
- 正しい。
- 1:認知症施策推進大綱では、医療従事者等の認知症対応力向上の促進を図ることとしている。
認知症のケアや支援について適切なものはどれか。3つ選べ。
ケアマネジャー試験 第23回 問34 (2020/令和2年度)
- 1:認知症初期集中支援チームは、都道府県が配置する。
- 2:認知症カフェは、認知症初期集中支援チームが運営することとされている。
- 3:認知症初期集中支援チームの対象者は、原則として、40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人、又は認知症の人である。
- 4:パーソン・センタード・ケアは、認知症を持つ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方である。
- 5:認知症施策推進大綱では、認知症の人本人からの発信支援を推進するよう明記されている。
- 解答を見る
-
- 1:認知症初期集中支援チームは、都道府県が配置する。
- 誤り。
- 2:認知症カフェは、認知症初期集中支援チームが運営することとされている。
- 誤り。
- 3:認知症初期集中支援チームの対象者は、原則として、40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人、又は認知症の人である。
- 正しい。
- 4:パーソン・センタード・ケアは、認知症を持つ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方である。
- 正しい。
- 5:認知症施策推進大綱では、認知症の人本人からの発信支援を推進するよう明記されている。
- 正しい。
- 1:認知症初期集中支援チームは、都道府県が配置する。
認知症施策推進総合戦路(新オレンジプラン)の7つの柱として正しいものはどれか。3つ選べ。
ケアマネジャー試験 第21回 問2 (2018/平成30年度)
- 1:若年性認知症施策の強化
- 2:認知症の人の介護者への支援
- 3:認知症の発症割合の低減
- 4:高度認知症の人への集中的支援
- 5:認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
- 解答を見る
-
- 1:若年性認知症施策の強化
- 正しい。
- 2:認知症の人の介護者への支援
- 正しい。
- 3:認知症の発症割合の低減
- 誤り。
- 4:高度認知症の人への集中的支援
- 誤り。
- 5:認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
- 正しい。
- 1:若年性認知症施策の強化