MENU
りゅう
りゅう
YouTuber/ブロガー
Profile
医療・介護・福祉の専門用語を初心者にわかりやすく解説しています!
医療制度

地域医療支援病院

jun
りゅう
りゅう
YouTuber/ブロガー
Profile
医療・介護・福祉の専門用語を初心者にわかりやすく解説しています!

【概要】地域医療支援病院とは?わかりやすく解説

【ひと言で簡単に説明】

地域医療支援病院とは、何ですか?

たいが
たいが

地域医療支援病院とは、簡単に言うと、「救急患者・紹介患者メインの200床以上の病院」です。

イメージとしては、皆さんの住んでいる町でよく救急車が行く大きい病院です!

りゅう
りゅう

【重要ポイント3選】

ポイント1
救急患者・紹介患者の受入れを行う.
ポイント2
200床以上の病院である.
ポイント3
都道府県知事が指定する.

【練習問題】

地域医療支援病院について正しいのはどれか。2つ選べ。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
  • c:400床以上の病床が必要である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
医師国家試験 第114回 F-31 (2020/令和2)
Q
解答を見る
  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 都道府県知事である。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 紹介患者の治療も担う。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 200床以上である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 二次医療圏である。
Q
詳細解説

「特定機能病院」と「地域医療支援病院」の違いを理解しているかが試されています。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 「厚生労働大臣が承認する。 」のは、地域医療支援病院ではなく特定機能病院です。地域医療支援病院を承認するのは「都道府県知事」です。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。皆さんの町でよく救急車が入っていく病院があれば、きっと地域医療支援病院です。一度住んでいる町の地域医療支援病院を調べてみるとイメージが掴みやすです。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 「400床以上の病床が必要である。 」のは、地域医療支援病院ではなく「特定機能病院」です。地域医療支援病院の要件は200床以上です。
    • ちなみにこの200床については、病床の種類は問いません。つまり、一般病床・療養病床・精神病床・結核病床・感染症病床の合計が200床あればOKです。言い換えると、許可病床200床以上です。少しややこしいですが、診療報酬では「一般病床200床以上の地域医療支援病院」のような言い回しが登場します。「え?地域医療支援病院はそもそも200床あるのでは?」と思いがちですが、よくよく見ると「許可病床」ではなく「一般病床」です。この場合、「一般病床180床」+「療養病床20床」=「許可病床200床」のような地域医療支援病院は、対象外となります。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。
    • 「かかりつけ医」は、街中のクリニックや小規模病院の外来担当の勤務医等を指します。そこでは対応できないような検査や手術、薬物治療などを地域医療支援病院が担当します。まさに、かかりつけ医の支援です。この時、「クリニック等→地域医療支援病院」への流れを「紹介」と言い、治療がひと段落して「地域医療支援病院→クリニック等」へ患者さんをお返しする流れを「逆紹介」と言います。なお、「紹介・逆紹介」はこの例に限らず、医療機関同士の患者さんの流れとして、一般的によく使われる言い回しです。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 「三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。」ではありません。「二次医療圏」であれば正解と言えます。
    • 令和4年9月時点で地域医療支援病院は685病院あり、二次医療圏は335あります。多くの二次医療圏には地域医療支援病院がありますが、例えば沖縄県の「宮古二次医療圏(宮古島市・多良間村)」には地域医療支援病院はありません。三次医療圏とは、基本的には都道府県そのもので、唯一北海道だけ広大すぎるため6つの三次医療圏に別れています。つまり「46+6=52」の三次医療圏があり、三次医療圏ごとに1つというのは規模が大きすぎる話になります。ドクターヘリの配備がちょうどそのくらいの規模になります。

【具体例】イメージを掴む

大阪府にある地域医療支援病院からいくつかピックアップしました!

りゅう
りゅう
Q
【例1】社会医療法人愛仁会 千船病院
  • 許可病床数:292床
    • 一般病床:292床
特定機能病院地域医療支援病院その他の病院
Q
【例2】りんくう総合医療センター
  • 許可病床数:388床
    • 一般病床:378床
    • 感染症病床:10床

病床は全国で約160万床あります。その中で「感染症病床は」最も少なく約2,000床です。全体の0.1%ほどです。感染症病床を持つ病院は、各都道府県で数えるほどしかありません。「新型コロナウイルスの治療=感染症病床」ではないのでご注意ください。

関西国際空港から見える急性期病院です!関西空港の検疫所で、もしも1類・2類感染症患者が出た場合、国内侵入を阻止する役割を担ってくれています!かっこいいですね!

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院
Q
【例3】公益財団法人田附興風会医学研究所 北野病院
  • 許可病床数:685床
    • 一般病床:685床

大阪駅から歩いて行ける距離にある巨大な病院です!大阪にあるますけど京大系列の病院としても有名ですね!

特定機能病院地域医療支援病院その他の病院

【Instagram|インスタグラム】

公式インスタ/もチェック!

りゅう
りゅう

【書籍・参考書】おすすめ本を紹介

ランキング 1位
公衆衛生がみえる 2022-2023

医学生や看護学生に人気の参考書です!

りゅう
りゅう
ランキング 2位
書籍タイトル

書籍リンク

オススメポイント

りゅう
りゅう
ランキング 3位
書籍タイトル

書籍タイトル

オススメポイント

りゅう
りゅう

【解説】詳しい説明でしっかり理解

地域医療支援病院を理解するには、特定機能病院との違いを押さえることが重要です!

地域医療支援病院特定機能病院
地域の基幹病院主に大学病院
救急患者・紹介患者高度医療
200床以上400床以上
約 700 病院約 90 病院
都道府県知事の承認厚生労働大臣の承認
第3次医療法改正(1997年)第2次医療法改正(1992年)
地域医療支援病院と特定機能病院の違い一覧

地域医療支援病院は、かかりつけ医の支援を行う、地域医療を支える病院です。医療法で要件が定められており、都道府県知事によって承認されます。第三次医療法改正(1998年/平成10年)で制度化されました。令和4年9月1日現在で685病院がこれに指定されています。

名前の通り、地域医療の支援を行うことが目的なので、高い紹介率がその要件として設定されています。また、診療所が導入するには高価なCTやMRIなどの医療機器を、地域の診療所と共同利用しています。さらに、地域における救急医療の担い手としても大きく期待されています。

承認要件

  • 開設主体:原則として国、都道府県、市町村、社会医療法人、医療法人等
  • 紹介患者中心の医療を提供していること。具体的には、次のいずれかの場合に該当すること。
    • ア)紹介率が80%以上であること
    • イ)紹介率が65%以上であり、かつ、逆紹介率が40%以上であること
    • ウ)紹介率が50%以上であり、かつ、逆紹介率が70%以上であること
  • 救急医療を提供する能力を有すること
  • 建物、設備、機器等を地域の医師等が利用できる体制を確保していること
  • 地域医療従事者に対する研修を行っていること(年間12回以上)
  • 原則として200床以上の病床、及び地域医療支援病院としてふさわしい施設を有すること
地域医療支援病院紹介率逆紹介率
80%
65%40%
50%70%

設置が義務付けされている設備

地域医療支援病院で設置が義務付けられている設備はありますか?

たいが
たいが

集中治療室、病理解剖室などの設置が、医療法第22条で定められています。

下記の一覧表をご確認ください。

りゅう
りゅう
一般の病院※地域医療支援病院特定機能病院臨床研究中核病院
各科専門の診察室
手術室
処置室
臨床検査施設
エックス線装置
給食施設
診療に関する諸記録
分べん室及び新生児の入浴施設
(診療科名中に産婦人科又は産科を有する病院のみ)
機能訓練室
(療養病床を有する病院のみ)
一般の病院地域医療支援病院特定機能病院臨床研究中核病院
集中治療室
病院の管理及び運営に関する諸記録
化学、細菌及び病理の検査施設
病理解剖室
研究室
講義室
図書室
一般の病院地域医療支援病院特定機能病院臨床研究中核病院
医療法第22条(一部省略)
※「一般の病院」とは「地域医療支援病院」「特定機能病院」「臨床研究中核病院」いずれでもない病院のことです。

【データ】数値で現状を確認

【定義】

Q
タップで確認

国、都道府県、市町村、第四十二条の二第一項に規定する社会医療法人その他厚生労働大臣の定める者の開設する病院であつて、地域における医療の確保のために必要な支援に関する次に掲げる要件に該当するものは、その所在地の都道府県知事の承認を得て地域医療支援病院と称することができる。

Q
承認要件
  •  他の病院又は診療所から紹介された患者に対し医療を提供し、かつ、当該病院の建物の全部若しくは一部、設備、器械又は器具を、当該病院に勤務しない医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療従事者(以下単に「医療従事者」という。)の診療、研究又は研修のために利用させるための体制が整備されていること。
  •  救急医療を提供する能力を有すること。
  •  地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行わせる能力を有すること。
  •  厚生労働省令で定める数以上の患者を入院させるための施設を有すること。
  •  第二十一条第一項第二号から第八号まで及び第十号から第十二号まで並びに第二十二条第一号及び第四号から第九号までに規定する施設を有すること。
  •  その施設の構造設備が第二十一条第一項及び第二十二条の規定に基づく厚生労働省令並びに同項の規定に基づく都道府県の条例で定める要件に適合するものであること。
医療法第4条の1

【Q&A】〇〇に関するよくある疑問・質問まとめ【FAQ】

Q
Q
Q

【関連キーワード】

【参考サイト】

【ドラマ・漫画】

【国試対策】国家試験の過去問解説

資格試験の過去問で知識を整理しましょう!試験対策にもお役立てください!

りゅう
りゅう

医師国家試験

地域医療支援病院について正しいのはどれか。2つ選べ。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
  • c:400床以上の病床が必要である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
医師国家試験 第114回 F-31 (2020/令和2)
Q
解答を見る
  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 都道府県知事である。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 紹介患者の治療も担う。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 200床以上である。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 二次医療圏である。
Q
詳細解説

「特定機能病院」と「地域医療支援病院」の違いを理解しているかが試されています。

  • a:厚生労働大臣が承認する。
    • 誤り。
    • 「厚生労働大臣が承認する。 」のは、地域医療支援病院ではなく特定機能病院です。地域医療支援病院を承認するのは「都道府県知事」です。
  • b:救急医療の提供能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。皆さんの町でよく救急車が入っていく病院があれば、きっと地域医療支援病院です。一度住んでいる町の地域医療支援病院を調べてみるとイメージが掴みやすです。
  • c:400床以上の病床が必要である。
    • 誤り。
    • 「400床以上の病床が必要である。 」のは、地域医療支援病院ではなく「特定機能病院」です。地域医療支援病院の要件は200床以上です。
    • ちなみにこの200床については、病床の種類は問いません。つまり、一般病床・療養病床・精神病床・結核病床・感染症病床の合計が200床あればOKです。言い換えると、許可病床200床以上です。少しややこしいですが、診療報酬では「一般病床200床以上の地域医療支援病院」のような言い回しが登場します。「え?地域医療支援病院はそもそも200床あるのでは?」と思いがちですが、よくよく見ると「許可病床」ではなく「一般病床」です。この場合、「一般病床180床」+「療養病床20床」=「許可病床200床」のような地域医療支援病院は、対象外となります。
  • d:かかりつけ医を支援する能力を有する。
    • 正しい。
    • 「救急車の受け入れ」と「紹介患者の治療」が主な役割です。
    • 「かかりつけ医」は、街中のクリニックや小規模病院の外来担当の勤務医等を指します。そこでは対応できないような検査や手術、薬物治療などを地域医療支援病院が担当します。まさに、かかりつけ医の支援です。この時、「クリニック等→地域医療支援病院」への流れを「紹介」と言い、治療がひと段落して「地域医療支援病院→クリニック等」へ患者さんをお返しする流れを「逆紹介」と言います。なお、「紹介・逆紹介」はこの例に限らず、医療機関同士の患者さんの流れとして、一般的によく使われる言い回しです。
  • e:三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。
    • 誤り。
    • 「三次医療圏ごとに1施設の設置が目標である。」ではありません。「二次医療圏」であれば正解と言えます。
    • 令和4年9月時点で地域医療支援病院は685病院あり、二次医療圏は335あります。多くの二次医療圏には地域医療支援病院がありますが、例えば沖縄県の「宮古二次医療圏(宮古島市・多良間村)」には地域医療支援病院はありません。三次医療圏とは、基本的には都道府県そのもので、唯一北海道だけ広大すぎるため6つの三次医療圏に別れています。つまり「46+6=52」の三次医療圏があり、三次医療圏ごとに1つというのは規模が大きすぎる話になります。ドクターヘリの配備がちょうどそのくらいの規模になります。

へき地医療について正しいのはどれか。

  • a:へき地医療支援機構は市町村ごとに設置する。
  • b:へき地医療診療所は一次医療圏毎に設置されている。
  • c:へき地保健医療計画は地域医療支援病院が策定する。
  • d:へき地医療拠点病院は代診医派遣の役割を担っている。
  • e:へき地巡回診療車は地域の救命救急センターから派遣される。
医師国家試験 第113回 C-06 (2019/令和1)
Q
解答を見る
  • a:へき地医療支援機構は市町村ごとに設置する。
    • 誤り。
  • b:へき地医療診療所は一次医療圏毎に設置されている。
    • 誤り。
  • c:へき地保健医療計画は地域医療支援病院が策定する。
    • 誤り。
  • d:へき地医療拠点病院は代診医派遣の役割を担っている。
    • 正しい。
  • e:へき地巡回診療車は地域の救命救急センターから派遣される。
    • 誤り。

高齢者虐待防止ネットワークの構築に中心的役割を果たす機関はどれか。

  • a:保健所
  • b:地域医療支援病院
  • c:市町村保健センター
  • d:地域包括支援センター
  • e:医療安全支援センター
医師国家試験 第113回 F-05 (2019/令和1)
Q
解答を見る
  • a:保健所
    • 誤り。
  • b:地域医療支援病院
    • 誤り。
  • c:市町村保健センター
    • 誤り。
  • d:地域包括支援センター
    • 正しい。
  • e:医療安全支援センター
    • 誤り。

医療計画に含まれないのはどれか。

  • a:監察医の確保
  • b:救急医療の確保
  • c:基準病床数の設定
  • d:二次医療圏の設定
  • e:地域医療支援病院の整備
医師国家試験 第109回 B-18 (2015/平成27)
Q
解答を見る
  • a:監察医の確保
    • 正しい。(含まれない。)
  • b:救急医療の確保
    • 誤り。(含まれる。)
  • c:基準病床数の設定
    • 誤り。(含まれる。)
  • d:二次医療圏の設定
    • 誤り。(含まれる。)
  • e:地域医療支援病院の整備
    • 誤り。(含まれる。)
Q
解答を見る
  • a:監察医の確保
    • 正しい。(含まれない。)
    • 根拠法は死体解剖保存法です。
  • b:救急医療の確保
    • 誤り。(含まれる。)
    • 「救急医療の確保」は、まさに5疾病5事業の1つなので、医療計画の内容です。
  • c:基準病床数の設定
    • 誤り。(含まれる。)
    • 医療計画の記載事項の中心は「5疾病5事業・病床数」です。病床を1つでも増やすのであれば、その分だけ医師や看護師が必要となります。貴重なエッセンシャルワーカーを無駄にスタンバイさせるわけにはいかないため、病床の数はある程度の上限を設定して行政がコントロールする必要があります。そのため、人口規模などの数値データから入院ベッド数のMAX、すなわち基準病床数を設定することは、医療計画の重要な論点の1つです。
  • d:二次医療圏の設定
    • 誤り。(含まれる。)
    • 5疾病5事業を提供するため、ちょうど区切りのよい地域を決めることこそが「二次医療圏の設定 」です。広すぎても狭すぎてもダメです。ちなみに、都道府県は47(三次医療圏は52)、二次医療圏は335、市町村数は1,718あります。単純計算で各都道府県に7つの二次医療圏があり(335÷47≒7)、5つの市町村で1つの二次医療圏を構成します(1,718÷335≒5)。暗記する必要はないですが、このような概数を抑えておくことは理解する上でも大切です。
  • e:地域医療支援病院の整備
    • 誤り。(含まれる。)
    • 地域医療支援病院は「救急車の主なの受け入れ先」と「大学病院ほどではないけど、紹介が必要な患者さんへの医療」がメインの役割です。できれば二次医療圏に1箇所はほしいので、医療計画でも記載されています。令和3年10月時点で633病院あり、二次医療圏は335あります。多くの二次医療圏には地域医療支援病院がありますが、例えば沖縄県の「宮古二次医療圏(宮古島市・多良間村)」には地域医療支援病院はありません。

正しいのはどれか。

  • a:地域医療支援病院は救急医療を行わない。
  • b:特定機能病院は患者の収容施設を持たない。
  • c:介護老人福祉施設は公的医療保険が適用されない。
  • d:介護老人保健施設はリハビリテーションを行わない。
  • e:介護療養型医療施設は介護保険が適用されない。
医師国家試験 第100回 G-04 (2006/平成18)
Q
解答を見る
  • a:地域医療支援病院は救急医療を行わない。
    • 誤り。
  • b:特定機能病院は患者の収容施設を持たない。
    • 誤り。
  • c:介護老人福祉施設は公的医療保険が適用されない。
    • 正しい。
  • d:介護老人保健施設はリハビリテーションを行わない。
    • 誤り。
  • e:介護療養型医療施設は介護保険が適用されない。
    • 誤り。
Q
詳しい解説
  • a:地域医療支援病院は救急医療を行わない。
    • 誤り。
  • b:特定機能病院は患者の収容施設を持たない。
    • 誤り。
    • そもそも「病院」とは、入院ベッド(病床)が20床以上の医療施設です。患者の収容ができない病院はありえません。まして特定機能病院は大学病院クラスの病院で、最低でも400床以上です。絶対に選んではいけない選択肢です!
  • c:介護老人福祉施設は公的医療保険が適用されない。
    • 正しい。
  • d:介護老人保健施設はリハビリテーションを行わない。
    • 誤り。
    • 介護老人保健施設、通称「老健」は、リハビリメインの老人ホームです。PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)の方々が日々リハビリをしてくれる場所です。ちなみに、混同しやすい「介護老人福祉施設(特養)」では、リハビリはメインではありませんが、リハビリが全く行われないわけでもありません。仮にこの問題の主語が「介護老人保健施設」ではなく「介護老人福祉施設」であっても、正解とはなりません。
  • e:介護療養型医療施設は介護保険が適用されない。
    • 誤り。

看護師国家試験

医療法に基づく記述で正しいのはどれか。

  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
看護師国家試験 第111回 PM-033 (2022/令和4)
Q
解答を見る
  • 1:病床の区分は療養病床と一般病床の2種類である。
    • 誤り。
    • 2種類ではなく5種類です。(一般病床、療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床)
  • 2:地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認が必要である。
    • 誤り。
    • 地域医療支援病院の承認は「都道区県知事」です。
    • 特定機能病院の承認は「厚生労働大臣」です。
  • 3:無床診療所の開設には厚生労働大臣への届出が必要である。
    • 誤り。
    • 正しくは「都道府県知事」です。医療計画を都道府県が定めるように、医療分野は基本的に都道府県がメインのリーダーです。厚生労働大臣が登場するのは、都道府県に数カ所あるかないかの特定機能病院(大学病院+α)クラスの場合だけと押さえましょう!
  • 4:有床診療所は19人以下の患者を入院させる施設を有するものである。
    • 正しい。
    • 0人の場合は無床診療所、逆に20人以上は病院です。

医療法に基づき高度医療の提供とそれに関する研修を実施する医療施設はどれか。

  1. 診療所
  2. 特定機能病院
  3. 地域医療支援病院
  4. 臨床研究中核病院
看護師国家試験 第110回 PM-009 (2021/令和3)
Q
解答を見る
  1. 診療所
    • 誤り。
  2. 特定機能病院
    • 正しい。
  3. 地域医療支援病院
    • 誤り。
  4. 臨床研究中核病院
    • 誤り。

医療法で「地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行わせる能力を有すること」と定められているのはどれか.

  1. 助産所
  2. 診療所
  3. 特定機能病院
  4. 地域医療支援病院
看護師国家試験 第106回 AM-009 (2017/平成29)
Q
解答を見る
  1. 助産所
    • 誤り。
  2. 診療所
    • 誤り。
  3. 特定機能病院
    • 誤り。
  4. 地域医療支援病院
    • 正しい。

特定機能病院で正しいのはどれか.

  • 1:地域の医療従事者の資質向上のための研修を行う能力を有する.
  • 2:高度の医療技術の開発および評価を行う能力を有する.
  • 3:300人以上の患者を入院させるための施設を有する.
  • 4:都道府県知事の承認を得て設立される.
看護師国家試験 第100回 PM-037 (2011/平成23)
Q
解答を見る
  • 1:地域の医療従事者の資質向上のための研修を行う能力を有する.
    • 誤り。
    • 地域医療支援病院についての記述である。
  • 2:高度の医療技術の開発および評価を行う能力を有する.
    • 正しい。
  • 3:300人以上の患者を入院させるための施設を有する.
    • 誤り。
    • 400人以上である。
  • 4:都道府県知事の承認を得て設立される.
    • 誤り。
    • 厚生労働大臣である。

ケアマネジャー試験

該当問題探し中

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
りゅう
りゅう
YouTuber/ブロガー
医療・介護・福祉の専門用語を初心者にわかりやすく解説しています!
記事URLをコピーしました