医療事務
【概要】医療事務とは?
【ひと言で簡単に説明】
医療事務とは、何ですか?
医療事務とは、簡単に言うと「医療機関の運営がうまく回っていくように様々なサポートを行うスタッフ」です。
【重要ポイント3選】
【練習問題】
医療事務の主な役割は次のうちどれですか?
オリジナル問題
- 1:病院の広告戦略を立案する
- 2:患者の診察や治療を行う
- 3:病院の建物や設備のメンテナンスを管理する
- 4:患者の受付、会計、保険請求などの手続きを行う
- 5:医療機器の開発と研究を行う
- 解答を見る
-
- 1:病院の広告戦略を立案する
- 誤り。
- 2:患者の診察や治療を行う
- 誤り。
- 3:病院の建物や設備のメンテナンスを管理する
- 誤り。
- 4:患者の受付、会計、保険請求などの手続きを行う
- 正しい。
- 5:医療機器の開発と研究を行う
- 誤り。
- 1:病院の広告戦略を立案する
【具体例】イメージを掴む
医療事務の1日
病院の医療事務の1日のスケジュールは、病院やクリニックの規模や患者数によって異なりますが、一般的なスケジュールは以下のようになります!
- タップで確認
-
- 開始時間前(8:30~9:00):
- 出勤し、事務室の準備をする(コンピューターの起動、必要な書類の整理など)
- 受付開始(9:00~12:00):
- 患者の受付業務(予約確認、受付票の発行、問診票の受け取りなど)
- 電話対応(予約受付、問い合わせ対応など)
- 会計業務(診察料や薬代の受取り、領収書の発行など)
- 保険請求書類の作成や確認
- お昼休憩(12:00~13:00)
- 受付再開(13:00~17:00):
- 患者の受付業務(予約確認、受付票の発行、問診票の受け取りなど)
- 電話対応(予約受付、問い合わせ対応など)
- 会計業務(診察料や薬代の受取り、領収書の発行など)
- 保険請求書類の作成や確認
- 受付終了後(17:00~18:00):
- その日の受付業務の締め(売上の集計、レセプトの作成など)
- 書類整理(患者情報の入力、書類のファイリングなど)
- 翌日の予約や業務の確認
- 事務室の片付け、電気機器の電源オフ
このスケジュールはあくまで一例であり、病院やクリニックの規模、診療科目、勤務形態などによって異なる場合があります。また、休診日や夜間診療などの対応もあるため、勤務時間や業務内容が変わることがあります!
- 開始時間前(8:30~9:00):
【Instagram|インスタグラム】
\公式インスタ/もチェック!
【書籍・参考書】おすすめ本を紹介
医学生や看護学生に人気の参考書です!
オススメポイント
オススメポイント
【解説】詳しい説明でしっかり理解
医療事務のアウトライン
医療事務とは、医療機関の業務がうまく回っていくように様々なサポートを行うスタッフです。一般的な事務職と同様に、裏方として様々な事務作業を行なっています。その一方で、受付業務などの患者の対応も、医療事務の重要な業務の1つであり、医療機関の顔としても大きな役割を果たしています。
一般事務とは異なり、医療事務では医療保険制度に関する専門的な知識が必要となっています!
主な仕事内容
医療事務の仕事内容は、窓口業務とバックヤード業務の2つに分けることができます。
- 窓口業務
- 受付業務
- 会計業務
- 患者の案内
- バックヤード業務
- クラーク業務
- レセプト業務
それぞれの業務内容について説明していきます!
窓口業務
受付業務
患者から診察券や保険証を受け取ります。初診時には、問診票に基づいてカルテを作成し、診察券の発行を行います。
会計業務
カルテの内容に従って患者の医療費を計算し、患者からお金を受け取ります。
診療報酬表を見ながらそれぞれの点数を確認しながら医療費を計算することはほとんどありません!多くの医療機関では診療報酬専用のPCが導入されており、これに診療内容を打ち込むことで自動で計算されます!
患者の案内
病院は構造が複雑なため、どこに行けばいいか分からなくなることがよくあります。患者の案内を行うのも大事な業務です。また、院内アナウンスを用いて患者の呼び出しを行うのも案内業務の一環です。
バックヤード業務
クラーク業務
クラーク業務は、患者と医療者の橋渡しをする業務です。大きく次の2つがあります。
- 外来クラーク業務
- 診察室への呼び込み、カルテなどの準備、検査の案内、次回予約など
- 病棟クラーク業務
- 入退院の手続き、食事伝票の管理、手術や検査の予定調整など
外来クラークは、主に各診療科の受付で仕事をしています!病棟クラークでは、主に各フロアのナースステーションで仕事をしています!
レセプト業務
公的保険制度のおかげで、会計時には医療費の一部だけ(原則3割)を支払うことになっています。残りの医療費は保険証の発行元である、健康保険組合、国民健康保険組合などから医療機関に支払われます。残りの医療費を請求するための業務がレセプト業務です。基本的には各患者について、月に1回ずつレセプト(診療報酬明細書)を作成して提出しています。
レセプトとは、診療報酬明細書のことです!こちらの記事で、診療報酬についても説明しているのでご確認ください!
主な勤務先
医療事務は様々な医療機関で働いています。最近では医療機関だけでなく、介護施設などその他多くの機関で活躍しています。主な勤務先をいくつか示します。
- 病院
- 診療所
- 調剤薬局
- 訪問看護ステーション
- 介護施設
勤務先の規模によって、上述した業務内容を全て1人で行うところもあれば、何か1つに特化して行うところもあります!
医療事務に関する資格
医療事務になるのに必要な免許・資格は特にありません。しかし、医療に携わる仕事であるため、医療制度に関する専門的な知識が必要となってきます。そのため、医療事務となるのに十分な能力を持っていることを示すため、またそのキャリアアップのため、様々な民間資格が存在します。いくつか例を挙げます。
- 医療事務全般
- 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®️)(日本医療教育財団)
- 医療事務技能認定試験(技能認定振興協会)
- 診療報酬(レセプト)
- 診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)
- 医科医療事務管理士®️認定試験(技能認定振興協会)
- 医事コンピュータ(レセコン)
- 医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)(日本医療教育財団)
- 医事コンピュータ技能検定試験(医療秘書教育全国協議会)
- 医療クラーク
- 医療秘書技能検定試験(医療秘書教育全国協議会)
- 医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク®️)(日本医療教育財団)
- 医師事務作業補助者(ドクターズオフィスワークアシスト®️)検定試験(技能認定振興協会)
特に人気な資格は、医療事務技能審査試験と診療報酬請求事務能力認定試験です!
【データ】数値で現状を確認
【定義】
法律による定義はありません!
【Q&A】医療事務に関するよくある疑問・質問まとめ【FAQ】
【関連キーワード】
【参考サイト】
【マンガ(漫画)】
【ドラマ】
【国試対策】国家試験の過去問解説
資格試験の過去問で知識を整理しましょう!試験対策にもお役立てください!
医師国家試験
該当問題探し中
看護師国家試験
該当問題探し中
ケアマネジャー試験
該当問題探し中